2012年1月30日月曜日

自作は合法ドラック

1月も終わりです。
北海道は最近寒く、深く息を吸うと鼻水が凍ります。
それでも外を出歩きたくなります。

最近は楽しいことや残念なことが立て続けに起こり、
妙に忙しい感じがします。

まず携帯が壊れてしまいました。。。
ネットサーフィンをしていたら急に電源が切れてしまい
それからもう二度と起動しなくなってしまいました。
バッテリーの接点を拭いたりしてもダメです。
充電すら出来なくなってしまったので電源回路がダメになってしまったのだろうと
管理人は予想しています。


壊れるならせめてエラーメッセージとかどこら辺がダメになったのかを探る手がかり
となるシグナルを出すようにして欲しいものです。
最近の機器はどんなに小さい故障でもメーカに任せなければいけない
というのがなんとも納得ができません。
確かに今の機械は人間の手では到底扱えないような構造や小ささなので
そういった部分の故障に関してはお手上げですが、中にはコンデンサーが
ダメになってしまっただけとかコードが切れたといったような簡単な故障も多くあります。
一昔ならその程度の故障はすべて自分で直すのが普通だったはずです。
それが全くできない機械は正直言って気味が悪いです。

管理人の壊れた携帯も修理はしないでそのまま「機種変更」するつもりです。
どうせ2年近く経つのでちょうどいい時に壊れたと言っていいでしょう。
せめてあと1ヶ月持ちこたえて欲しかった・・・。

スマホだけにはしたくない!!
スマホだけには!!


とまあ前置きが長くなってしまいました。
本題はここからです。
「試作スパイラルホーンスピーカを作ってみた」
スパイラルホーンは故長岡鉄男さんが考案したその名の通り
うずまきスピーカです。

これが実物。



渦巻ですね。

使用した材料は12mmOSBのサブロク一枚です。
サブロク材とは3尺×6尺の大きさなのでこう呼ばれています。
mmで表すと910×1820です。
ホームセンタなどで約1000円くらいです。安いです。

寸法や組み付け方は
「電波新聞社 入門スピーカ自作ガイド 著者:炭山アキラ」
を参考にしました。
スピーカの基本や設計方法などが詳しく書かれており
初めてスピーカ自作をするなら読んでおいて損はない本です。

この本の設計図を元にカットしてもらうための寸法図を簡単に書きます。





ホームセンタの方に見せればパネルソーで迅速かつ正確に加工してくれます。
直線のカットは一箇所につき50円なので積極的に利用するといいでしょう。
丸穴はサイズにもよりますが一つにつき200円くらいです。
頻繁に穴を開けるのであれば自由錐の購入を考えてもいいですが
たまにしか開けないのであれば頼んだほうがお得です。



これを手挽きののこぎりで切っていきます。
なれないうちは正確に切るのが難しいですがうまく行けば
寸法の誤差を1mm 以内に収めることができます。

40回近く切ってすべてのパーツが出来ました。



ヤスリがけをして切断面を整えていきます。
いよいよスパイラル部分を製作します。
先ほど切断した板を順番に木工ボンドで確実に接着していきます。
ボンドの量は多すぎず少なすぎず適量をまんべんなく塗るようにしましょう。
あまりはみ出るのはよくありません。
作業性を考えると速乾タイプがおすすめですが普通のタイプでも何ら問題は
ありません。


本当はボンドが完全に固まるまでハタガネや万力で固定しているのがベストなのですが
今回はしばらく手で押さえて動かなくなったら次の接着作業に移るというなんとも
手抜きのやり方をしました。

すべて接着するとはじめに紹介したようになります。
もう片方のスピーカを作るときに注意しなければいけないのは
はじめにつくった物と左右非対称につくることです。
このスピーカは左右非対称に作らないと完成したときに対称になりません。
管理人はこれを間違えてしまい、見事に左右非対称になってしまいました。



とりあえず完成です。
本来ならここでユニットを取り付けて試聴して完成となるのですが
タイトルにあるように今回はあくまで試作です。
使用したユニットは既存のスピーカから取った5cmの貧弱なものです。



マックスの音量で鳴らしても出力が足りません。
それでも改造前より低音は比べ物にならないほど出ているしまあいいか。

試作なのでこれで満足・・・のはずでした。

ここまで作るとこのユニットでは満足できません。
そこでいつでも簡単にユニットだけを交換できるように工夫をします。

使用する部品はこちら。
鬼目ナット


これを木の中に埋め込んで雌ねじをつくることができます。
使用方法は簡単です。
まずはドリルなどで下穴をあけます。


そして鬼目ナットを六角レンチで埋め込みます。



すると簡単に雌ねじができボルトで締め付けられるようになります。
ユニットを取り付ける板(バッフル)にも穴をあけます。

穴の位置が狂って取り付けは少々苦戦してしまいましたがなんとか付きました。
これでバッフルごと交換できます。

ユニットを交換したらどんな音が出るのか・・・。
楽しみで仕方がないです。
つづく・・・。→つづき

ではまた。

2012年1月9日月曜日

2012年始動!

遅ばせながら・・・。
今年もよろしくおねがいします。
去年の更新率は燦々たるものでしたが今年もそうなるか
もっと酷くなるかもしれないです(笑)

さて前回の記事で書いたアンプ製作について書きます。
大晦日から正月にかけて制作していました。
気がついたら2012年。除夜の鐘も聞いていませんでした。

アンプはこれです。
いきなり完成した状態の写真です。



















作業途中の写真は面倒くさくて撮るのを忘れました。。
個々の部品の写真もありません。

とりあえず使用した主要な部品を書いておきます。

パワーアンプIC
TDA1552Q 840円
購入店 共立エレショップ

デカップリングコンデンサー
UFG1C102MHM(MUSE FG) 100円×2 
1000μF 16V 
秋月電子通商

電源
スイッチングACアダプター
12V1A 600円
秋月電子通商

ボリューム(2連 Aカーブ)
10kΩ 180円
秋月電子通商

カップリングコンデンサー
SCR-0.22 (SOLEN 630VDC/0.22)
330円×2
コイズミ無線


その他の部品はジャックとかなので省きます。

上記の部品は音質に大きく影響する部品です。
ケーブルの種類の違いなどでも音は変わるそうなのですが
管理人の耳ではそこまでの違いは聞き分けられません・・・。

実際に組み立てみると思ったより小さい。
小さくても22Wの出力があるのでMAXで鳴らしたら
室外に音が漏れます。十分すぎます。

音質も個人的には十分満足です。
他のアンプともっと聴き比べてみたいです。

部品代+送料・手数料を含めて7000円です。
一つの店ですべての部品が揃わないので
余分に送料等がかかります。

今回製作する際に参考にした本はこれ。

「はじめてつくるパワーアンプ
まったくの初心者でも本当にできる自作オーディオ 1万円の本格オーディオ

酒井 智巳 /技術評論社 (2005)

この本は回路図が載っていません。
すべてCGで部品の組み方が説明されています。
基板を用いた作り方ではなくICに直接部品をハンダ付けする
方法で解説されています。
基板を使っで組み立てるには効率の良い配置を考える必要があります。

なんとかミスもなく一発で動作してくれました。

こんな記事書いておいて回路の配置も何も説明しないのはおかしいです・・・。
すみません。
おそらくアンプは春にまた作ることになりそうなのでその時に
詳しく説明するつもりです。

冬休みは予想通りダラダラでした・・・。
学校orz・・・

ではまた。