管理人の自転車は「GIANT SNAP」の2010年モデルです。
買ってから4年以上経過しており、走行距離も4000Kmを超えているので、この機会に
ベアリングやディレーラーを分解してみました。
後輪周りがスッキリ |
まずは、変速機周り。
カセットスプロケットには、汚れた油や泥などが付着して黒くなっています。
完全に綺麗にするためには、スプロケットは外すしかありません。
こいつらをつかってスプロケットを外しました。
スプロケットリムーバーとロックリング回し。
スプロケットリムーバーは今後も使う機会がありそうなので、思い切って買いました。
ロックリング回しは、別な自転車を買った時に自転車屋さんから頂いたものなのですが、
今のいままで使う機会がなく、車庫に眠っておりました。ようやく、使う時がきました。
使い方は説明しません(笑)
ググれば、わかりやすく説明しているページがたくさん出てきますから。
ちなみに、SNAPについているスプロケはスラム社のものです。
このスプロケはすべてバラバラになるタイプです。
外したスプロケットを灯油につけて、ブラシでこすります。
油汚れには灯油です!安くて、確実な洗浄効果かあります。
あんなに汚かったスプロケもこの通り。
新品同様の輝きです。
透明だった灯油は、原油のような黒さに。
次に、ディレーラーの掃除。
ディレーラーは自転車本体にボルト一本で固定されているだけなので、簡単に取り外すことができます。
ディレーラーもガイドプーリーのところをばらして、灯油に浸します。
こびりついた油&泥もすっきり。
いよいよ本題のベアリング分解。
前後共にカップアンドコーンのベアリングなので、玉押しと、それを固定するための
薄いナット(三種のナットみたいなやつ)から 構成されています。
玉押しは15mmのスパナ(しかも薄型)がないと回せません。
薄型でない15mmのスパナは持っているのですが、薄型は持っていないので、100均で
売っていた14mmの薄型スパナをヤスリで削って15mmにします。
ナットの締め付けがきつく、緩めるときに薄型ナットの角を若干なめてしまいました・・・
薄型ナットを回す際にはメガネレンチよりも、普通のスパナのほうがいいような
気がしました。
玉押しと外すと、ベアリングの玉が見えます。
玉を爪楊枝やピンセットを使い取り出します。粘度の高いグリスに埋もれているので
意外と取り出しにくいです。
取り出した玉。後輪の玉のほうが前輪の玉よりも直径が大きく、個数が少ないです。
後輪のハブは「FH-RM30-7S」。これはシマノ製品なので、構成部品すべてにY品番と呼ばれる
品番がふられており、部品が単品で買えます。
ばらしてみると、玉はびっくりするくらい綺麗。わすかに傷が入っている程度なので
交換する必要はなさそうです。
しかし、玉押しの方にある程度の傷が見られました。軸を回転させた時に、ゴリゴリ感があった
のはそのせいでした。
「FH-RM30-7S」の玉押しはネットで注文したのですが、メーカーからの入荷が遅れてすぐに入手
できなかったので、今まで使っていた玉押しを手で研磨して使うことにしました^^;
後日届いた新品の玉押しは予備ということで、保管しておきます。次は手に入らないかもしれないので。
問題は前輪のハブです。前輪はコスト削減のためか、シマノ製品ではなく「FORMULA 36H」
というハブが使われています。
前輪のハブをばらしてみると、玉には表面が剥がれたような傷、玉押しにもほぼ全周に
わたってえぐれたような傷があり、とても研磨する気にはなれませんでした。
この「FORMULA 36H」は、ネットで検索しても製品情報がほとんど出てこないというシロモノでした。
当然、構成部品が単品で売っていることもありません。
こいつの玉と玉押しを探しに札幌の自転車屋にいったものの、 FORMULA製品の部品は
ほとんど出回っていなく、シマノ製のパーツとも互換性がないということを言われました。
「互換性がない」言葉は一旦無視して、前輪の玉の直径をマイクロメータで測ってみると、
4.76mm(=3/16inch)でした。
144球で 200円 |
玉は、3/16inchの「玉」をえらびました。これは間違いありません。
届いた玉押しをつけてみると・・・
ほぼピッタリ!!互換性はあります。
左が新品 右が古いやつ |
あとはグリースと玉を入れていくだけです。
使用したグリスは「フィニッシュライン テフロングリース プレミアム」を使用しました。
デュラエースグリスに比べると粘度が高く、少し回転しにくい感じもしますが、耐久性が高そう
です。
手こずりながらも、ガタつかずしかも滑らかに回転するポイントを見つけられました!
変速機の不調も、前輪のハブのガタツキも解決しました。よかった。
あと5年は頑張っていただきます^^
では、また。
0 件のコメント:
コメントを投稿