2016年2月18日木曜日

棚からスピーカユニット

今年初の更新です.

本日,朝早くから何気なく,大学の図書館に行ってみると,「除籍図書配布」 なるものが
開催されていました.
要は,昔の雑誌を学生や教職員に無料で配ってるようです.

普段よく読んでいる,カメラや車,オーディオの雑誌を見てみると・・・.


な,なんと,他の雑誌と比較して,明らかに分厚い2012年8月号の「stereo」がありました.
付録として,10cmのフルレンジスピーカが付いてるやつです.
図書館のおねいさんに,付録ももらえるのか訊いたら,全部もらえるとのこと.

というわけで,もらわない選択肢なんてあるわけないので,もらってきました.


ひと際分厚い「雑誌」

実は,最近ずっと10㎝のフルレンジが気になっていて,購入まで考えていたので,これは嬉しい.
「棚から牡丹餅」とはまさにこのこと.

scanspeak  10F/8422-03

この10F/8422-03はScanSpeak製です.
ScanSpeak製のユニットは,あまり日本国内で流通していないため,
目にする機会は少ないかもしれません.
一応,ユニット単体はコイズミ無線でも販売していますが,結構いい値段する製品が多いです.

マグネット部分には,おなじみ「stereo」のロゴと,「Made in Denmark」 の文字が入っており,
なかなかお洒落.ロットによっては,「Made in Denmark」が入っていないそうですが,これには
入っていました.
マグネット中央部には,ボビン内の空気抜きと思われる穴が開いています.
フレームはブラスチックですが,リブのようなもので補強されているので,乱暴に扱わない限り,
割れたりする心配はなさそうです(笑)


防磁型ではないので,マグネットは軽量で見た目もすっきりしています.
現在使用しているTangBandのW3-1319SAユニットとは大違い.

tangbandと背比べ

黒一色のシンプルなデザイン.エッヂは弾力性に富むゴム.
コーン材質は紙ですが,塗装のお蔭で,プラスチックに見えます.
ユニットは,3つのビスで固定するようになっています.

早速,正月に作ったバックロードに収めようとすると・・・
8㎝ユニットのためにあけた穴には入らず,10㎝のためにあけた穴に対してはガバガバ.

これ,測ってみると9cmです.10cm表記は若干盛ってるのでは? ^^;
フレームの直径は10㎝ですから,嘘ではないのかもしれませんが・・・.


 というわけで,バッフルの開口径を大きくしなくはいけません.
手持ちの工具で,穴を広げるのは時間がかかるため,手抜き.

バッフルと干渉するのは,フレームの出っ張りのところであるため,
フレーム部分に窪みをつけ,穴にはR(丸み)をつけることで,無事に入りました.

窪みとRで何とか対応・・・

Before

After
とりあえず音出し.最初の印象はいい感じですが,しばらく鳴らしてみないと何とも
言えませんね.