2020年6月14日日曜日

さよなら札沼線(北海道医療大学駅 - 新十津川駅)

最終訪問日:2019年3月16日

コロナによる緊急事態宣言の影響で、廃線が前倒しになった札沼線の北海道医療大学駅
以北の記事です。

  

医療大に停車するキハ201とキハ141。キハ141の多くはミャンマーに譲渡されたそうです。
架線は設置されていますが、この時は2012年3月なので、まだ気動車による運用でした。
私たち以外に乗客はいなかったので、運転手さんによくしてもらったのが印象に残って
います。


車内はガラガラ。しかし、医療大までは3~6両ですが、医療大以北は1~2両になるため、車内はしばしば混雑していました。
ただ、その混雑も石狩月形までで、そこから先は地元の方数人しか乗車していませんでした。


医療大から先の線路。結構曲がっております。
桑園ー北海道医療大は2012年に電化され、列車も頻繁に運行されていますが
医療大から先は非電化かつ、お世辞にも線路状態が良いとは言えない状態でした。
最高速度も石狩当別から85km/h→65km/hになるため、
そこまで規格をよくする必要はなかったのでしょうか。

終点 新十津川駅です。
駅舎、駅舎周辺ともに手入れされており、非常にきれいです。
いろんな方に親しまれている証です。

ちなみに、新十津川駅から5kmくらいのところに滝川駅があります。
当時の私は、ここから歩いて滝川駅に行ったのですが、滝川駅目前にして
乗ろうとしていた列車に置いて行かれた思い出があります。
鉄道路線ループが出来た数少ない区間でしたが、もうそれもできなくなって
しまいました。

最後に到達記念。この時は車で行きました。
だってすでに1日1往復しかなかったのですから(笑)


そのまま土に還るのか?

訪問日:2016年3月26日

今更、4年前の事ですが・・・
此処の路線は、比較的近所ということもあり学生時代には時々乗っていました。
いまでは室蘭本線などで見かける「優駿浪漫号」

終点の様似駅からみえる雄峰アポイ岳。何度見ても心奪われる景色です。


台風よる被害で不通になっている日高線です。
たまたま車で近くを通る機会があったため、被害の現場を見てきました。
一応信号は点灯しているため、かろうじて廃線ではないと思わせられます。

踏切のところの線路には枕木が設置されているなど、絶対に列車が来る気配はありません。
厚真駅近くの線路。完全に流され無残な姿に。

線路に置かれた枕木が、もう列車が来ないことを強く示しています。

地面は大きく削られており、復旧にかなりの手間がかかることは容易に想像できます。
→鵡川~様似間は残念ながら復旧を断念したそうです。つまり廃線確定です。残念・・・。

日高線は終点様似まで2回乗っていますが、昆布を干している間、草を食むサラブレッドが見える風景や波しぶきがかかりそうなほど海沿いをひた走り、非常に風情のある路線でした。
北海道の路線はいつ何時廃線になるかわかりませんから、機会があるときに乗っておいてよかったと思います。
同じく台風で不通となっている根室線(東鹿越―新得間)も然りです。

最近は、コロナウイルスのせいで札沼線(北海道医療大学駅-新十津川駅間)の廃線が前倒しになってしまいました。

人が乗らないのですから、どうにもなりませんね。悲しいですが。